エドアルド・デルリオ・ロブレス

チェロ

マドリード王立高等音楽院(スペイン) / 首席卒業 国家資格取得
ムジカ・エン・コンポステラ 国際コース(スペイン)/ スペイン音楽スペシャリスト
Ensemble Atelier Gombau 創設メンバー

【指導歴】
マドリードのロドルフォ・ハルフテル音楽院で21年間、チェロと室内楽の講師を務める。国際音楽祭AMEROPAサマーコース(プラハ)で7年間、琵琶湖チェンバーミュージックキャンプ(滋賀県大津市)で2年間、チェロと室内楽の講師を務める。

【メッセージ】
学生時代、私の恩師コロストーラが彼の師であるパブロ・カザルスの「音楽とチェロはあなたの大きな味方、親友になるかもしれない。そして一度そうなったら、日々のチェロの練習や音楽史の研究が、その友情を生涯を通じて育むべき大切な絆にしてくれるだろう」という言葉を教えてくれました。私は7歳のときから音楽の勉強を始め、今も毎日チェロの練習を続けています。現在に至るまで、私の専門はチェロと室内楽ですが、私が関わり教えた生徒さんは、世界各国で1000人近くにのぼります。ここで、皆さんにお聞きしたいことがあります。チェロを弾くことを通じて、音楽の意味を知りたくありませんか?もし答えがイエスなら、それを達成する方法をお教えすることができ、とても光栄に思います。

【好きなこと】
家族や友人といること。サウンドエンジニアリングとレコーディングの分野について研究すること。80年代、90年代のレトロゲーム。レコード盤の古いアナログサウンド。 一人で街や田舎を歩きながら、自分の周りにあるものを観察すること。神の助けを借りて、人間として、ミュージシャンとして、日々成長していきたいと思っています


E del Río CapriceN7 Fandango “Excerpts”. Eduardo del Río Robles

Sarabande from Suite N3 BWV 1009. Eduardo del Río Robles

Allemande from Suite N3 BWV 1009. Eduardo del Río Robles

1974年スペインのマドリードに生まれる。幼少の頃よりスペインの名チェリスト、ペドロ・コロストーラ(同氏はポール・バズレール、アンドレ・ナヴァラ、ガスパール・カサド、パブロ・カザルス諸氏の弟子である。)に師事し、マドリード王立高等音楽院で全課程で名誉賞を得る。様々な室内楽コンクールで受賞する傍ら、ソリストまた室内楽奏者として、ヨーロッパや南米ペルー、ブラジルなど国内外で精力的な演奏活動を行う。

1998年から2019年まで、Conservatorio Rodolfo Halffter(ロドルフォ・ハルフテル音楽院、マドリード)でチェロと室内楽の教授を務める。21年間にわたり、初級課程から上級課程までのチェロ専攻学生への専門的な指導を行い、スペイン人チェリストの系譜を後進に引き継ぐ一助となった。また、様々な編成による室内楽グループの指導も熱心に行い、学生達と共に室内楽の造詣を深める。学内オーケストラとの共演や指導にも携わる。

2008年に滋賀県大津市で開催された室内楽講習会Biwako Chamber Music Campに講師として招かれ来日して以来、定期的に日本を訪れ、演奏活動を行っている。2017年に再び同講習会で講師を務めた。

2008年から2018年まで、チェコ共和国プラハで開催される国際音楽祭AMEROPA夏季室内楽講習会でチェロと室内楽の講師を務める。様々な国の学生に専門的なレッスンを行った。期間中、チェコの各地でコンサートに参加しオーケストラ・カメラータ・フィルハーモニア・ボヘミアを始めとする現地の音楽家と共演する。

ソリストとして、
1994年マドリードのAuditorio Nacional de Músicaにてエルガーの協奏曲
2007年マドリードのTeatro del Bosqueにてサンサーンスの協奏曲
2008年プラハにてカメラータ・フィルハーモニア・ボヘミアとヴィヴァルディの二重協奏曲
2009年マドリードにてBamberg財団オーケストラとハイドンの協奏曲ニ長調
2012年神戸市 旧グッケンハイム邸にてハイドンの協奏曲ハ長調
2014年マドリードにてオーケストラ・ユベンタスとドヴォルザークの協奏曲
2018年チェコ共和国にてブラームスの二重協奏曲をヴァイオリニストEvgenia Epshtein(イスラエル)、カメラータ・フィルハーモニア・ボヘミアと演奏
2010年、サンタンデールにて開催された独奏リサイタルで、自身の作曲による3つのチェロ組曲を初演し好評を博す。

Several Recordsよりチェロとピアノ、又は独奏チェロによるスペイン音楽集「Joyas del Violoncello Español vol.1~5」、Brilliant duets for two cellos、チェロ独奏によるハンガリーとスペインの伝承音楽作品集「Lazos del Folclore Húngaro y Español」、「J.S Bach チェロソロによる無伴奏パルティータ第二番、第三番」「J.S Bach チェロソロによる無伴奏ヴァイオリンソナタ第1,2,3番」、自身の作曲作品集「Eduardo del Río Plays Eduardo del Río」を録音発表している。

Carlos Galán、Emilio Mateuら現代作曲家の初演作品を託され演奏するなど、新しい音楽にも積極的に取り組んでいる。

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